一番楽しかった仕事

数年前にダイニングチェアが一脚壊れてしまったのですが、買い足すのももったいない気がして…。

ですが、なぜだか急にブルーの椅子を置きたくなり、購入しました。

今はネットでみつけることが出来るので便利ですが、座ってみることができないので、そこはネックですよ!

材質が堅く冷たかったので、クッションを敷きました。

概ね、気に入っております。

話代わって、私は様々な仕事を経験してきましたが、昔一つのショップを任されていました。

十代の女子向けのファッションのショップです。

あの頃の私は【mc Sister】というファッション雑誌を愛読していました。

リカコさんに憧れていて、娘に同じ名前をつけたほどなのです(笑)

素人の私は、バイヤーのオジサマや他店舗の店長に教えて頂いたり、独学で売り上げのノルマを果たそうと勤務しました。

売り場のディスプレイを頻繁に替えたり、BGM代わりにソウルトレインの映像を流したり、ポップを考えてみたりして、仕入れまで有り難いことにある程度自分の勝手にできたのです。

その分、自分の収入と会社の利益も考えて売上なくてはならないと思いました。

二十歳の頃です。

その時に学んだ事が、一番人生の役にたっているし、多かったと思います。

そしてなによりも、楽しかったのだと今になって気づいたのです。

料理も好きではあるけれど、順番をつけるなら、インテリアやファッションコーディネートの方が好きみたい♪ヽ(・ˇ∀ˇ・ゞ)

柏屋カフェのインテリアやメニューを考えたり、メニュー表を手作りしたり、雑貨売り場のディスプレイを変えたり、ポップを書いたり、仕込みや仕入れをしたり…目が回るほど忙しい日々だったけれども、辛い一面楽しかったのでしょう…。

今となっては気力がありません、魂が抜けてしまったようです(笑)

好きな仕事ができた事、好きな仕事に出会えたことは、自分を作って行く上でこの上なく幸せな事だったのだと、なぜかこの椅子を見ていて思ったのです。

若い人達が、若いうちになにか楽しい仕事に出会える事を願っていますが、好きだとか楽しかったと気づくのは随分先になるようです。