大自然の美しさ、恐ろしさ

50歳の誕生日に、北海道の東部へ一人旅に出た。
女満別空港でレンタカーを借りた。

オートバイでツーリングしたこともあったが、北海道は何しろ広い。
一日400キロは移動することになる。

人間などちっぽけな存在だ。
北海道を旅行すると「私の悩みなどくだらないものだな」と毎回思う。

予定していた知床の観光船は、波が荒く出港しなかった。天気は良かったのだが…。やはり安全第一なのだろう。

羅臼側の観光船が出るかもしれないと聞き、峠を車で移動。
一人旅は臨機応変に動けるから好き。

海沿いの崖っぷちの道、美しい景色と恐ろしさに圧倒された。
途中の山野原にヒグマの親子がいたりして、感動と恐怖の連続。

やっと羅臼にたどり着き、ぎりぎり午後の便に乗せてもらい、鯨を見ました。
船長の、ロシアに拿捕された話が、印象深かった。

随分前の話ですが、知床の観光船事故のニュースを観て思い出しました。

大自然は美しく、危険でもあります。