隠れ家2

四万温泉は私にとっては隠れ家ではないけれど…理想の隠れ家に最適な場所。

四万温泉の夜は、音もなく真っ暗で大きく、まるで胎児に戻ったかのようだし(笑)

四万温泉のお湯は優しく、傷ついた心や体を癒やしてくれる。

私がいつも、心に抱いている理想の宿の話。

最小限の接待。洗練されたスタッフでない限り、機械でのチェックイン、チェックアウトでよし。女将や宿の主人の挨拶はもちろん不要。荷物など持って貰いたくない。最小限の荷物で間に合う宿、それを承知の客しかいないからだ。

小さくても清潔な、プライバシーが守られた部屋。

洒落たラウンジに、美味しい珈琲と気の利いた小菓子が置いてある。会釈程度はするが思い思いに過ごし、三々五々部屋に戻っていくような粋な人物の溜まり場(笑)

立ち入った事を聞いてくる客や、身の上話をしてくる客も皆無。

食事もたいそうなものはいらない。

ブッフェ形式でサンドイッチやサラダ、スープ、果物が置いてありセルフサービス。ソフトドリンクやアルコールも好きな時間に好きな場所で楽しめる。

自分でカクテルが作れるようになっていたらなおさら良し♪バーテンダーの体験もできて楽しめる(^_^)bそうだ!柏屋カフェが開店当時出していたオリジナルカクテル(四万の清流)のレシピを置いておこう。地酒である貴娘ベースの美しいミントグリーンカラーのカクテルだ。

ナッツやチーズ、レーズンなどもあると良い。

騒いだり、怒鳴り散らす客など一人もいない。皆、静かに自由に四万時間を楽しむ。

読書には裏山のハンモック、川岸に川床もあるといい。川床はヨガやストレッチにも使えるな…。

川床は、夏期はビアガーデンにしてもよいな。ムーミンの小説に出てくるようなパーティーを開いて…誰でも参加できるようにしたら静かなだけでなく、少し酔って楽しい夜が過ごせるだろう。バイオリンやウクレレができる人に少し弾いてもらってもよいなぁ♪

裏山の坂道でトレーニングしたり、奥四万湖までランニングやウォーキングしてくるのもよいな。

あー、全部実現できたらどんなにか素晴らしいだろう(笑)

私は「お籠もり宿」という言葉は嫌いだ、理想の「隠れ家」をいつも頭に抱いている。

考え出すと切りがない(x_x)

隠れ家

四万温泉での私には逃げ隠れする場所がなかった。親(特に父)は厳しく、実家に私が帰ると世間体を気にして恥ずかしいと思うらしく、帰る場所などなかった。

助けを求める場所もなく、仲間もなかった。つらかった。理解者は幼い二人の子供だけだった。

理解者と言うよりも生きる理由…何事があっても守るべき存在。

だからこそ、彼等には頑張れとは言いたくない。

彼等はもう頑張っているから、私はなにも求めない。疲れきったら…どうしても駄目だと思ったら、いやその前に私のところに逃げておいで!全力で守るから。

生きている限り、いくつになっても守るから。

今年もお兄ちゃんの桜が咲きました。

つくしの会

しばらくお休みしていたつくしの会(四万温泉の旅館や商店の女将さんの集い)に出席いたしました。

この会があったから同業の方々との交流ができて、辛いときや孤独な時も乗り越えられたのだと思います。

皆さん、楽しい会話をしながらより良い四万温泉を創っていく方法を模索しているのです。

この会に出席すると、とても前向きに物事を考えられるようになります。

大きなプロジェクトをする会ではないのです。

四万温泉で子育てや仕事を両立させながら、あるいは誰かの介護をしながら…容易な事ではありません。私などは知り合いが誰もいない中で、主人の家族や親戚との生活でしたから本当に孤独でした。

それでも皆、お客様がどうしたら喜んでくださるかという話題で盛り上がるのだから高い意識をもった会だと思うのです。

発足してほぼ20年、長く続いて欲しいと思います(^-^)

 

各国に柏屋にゃんこが…

私事で忙しかった4月は、柏屋にゃんこのお産をサボっていました。反省です。

旅館のにゃんこの飼い主さんが皆決まったとの報告を受けて、今日からチクチクお産に入ります(笑)

結構たくさんお産してあったのに嬉しい限りですね(^-^)

海外に出て行く柏屋にゃんこが多いと聞いております。今の目標は、四万で産まれた柏屋にゃんこの全世界での繁栄であります。(おばさんの手内職が?またまた、大きくでたね!)

先日、“手芸カフェうた種”さんで購入した、館林紬と久留米絣の端切れも続々柏屋にゃんこになっております。是非とも四万温泉の思い出に連れて帰ってくださいにゃ(^з^)-☆Chu!!

柏屋カフェには、まだ何匹か居るみたいです。

 

私の宝物

お客様より、ハガキを頂きました。

嬉しいですね(^-^)

お手紙やハガキを頂くのは何よりも嬉しいです。

こんな綺麗な桜のハガキに近況を短く書いて下さいました。センスを感じます。

書は人柄が出ます。字や文章の上手い下手ではなく、どんな人物であるかが表れますね。

私も思いを伝える時は、書にして伝える事が多いです。言葉に出してしまうと訂正が利かないのであがり症の私には一番良い方法なのです。

頂いたハガキやお手紙は私の宝物です。

ありがとうございます(^-^)

母として思う

娘が元気を無くしてしまった。

いつも明るく、元気で強い娘が…。

心配だ。真面目で気を遣いすぎてしまう所が私とそっくりで、彼女のことが良くわかっているだけにどんな言葉をかけたらよいのやら(x_x)

ただ、私はなにも貴女に求めない。そこに居てくれればそれだけで良いのだから。

人間は誰もがそんなに強くないのだよ。

そんなに立派な人も駄目な人もいないんじゃないかと思うのだよ。

頑張らなくて良いなんて言う母親は駄目なのかな?

だって、彼女が居てくれるだけで幸せなんだから。

同級生って温かい

小、中、高校生と過ごした富岡。

同級生が桜のスポットに連れて行ってくれました。きっと、富岡の桜をこんなに観たのは初めて( ´艸`)

彼は富岡中学校付近の事に詳しく、時には「ここが、○○の家。」だとか楽しそうに案内してくれて(笑)

懐かしかった。

素晴らしいガイドぶりに驚きました。

富岡を離れ30年以上になるのですね(T_T)

同級生ってありがたいですね。

 

営む

先のブログにも書きましたが、努力をして自分にしか出来ない仕事を持つことは素晴らしい事です。

そして、その仕事を誰かに教えて人を育てるということは、より困難な事です。

私は名物は一代で良いと考えています。

人と同じ事を、誰かが出来るとは思わないからです。今はまだ、1人として同じ人は存在しないからです。

しかし、人を育て、その人がまたその人にしか出来ない仕事を出来るようになればそれが営みということではないでしょうか?

誰かに教える事で、より自分自身が成長していく。教える事で、教えられるのです。

私は、子育てしている時、こんな言葉を大切にしていました。

「育児は育自」

 

職人技

柏屋のコーヒー豆は、柏屋カフェ店長の小林隆浩氏が焙煎しています。

カフェは勿論、旅館で提供しているコーヒーの豆も全部です。

彼にしか出来ない仕事がある。

それこそが、職人技。

凄いことですよね(^_^)b

柏屋カフェでいいか

17年前は「柏屋カフェ目的で四万温泉に来た」とお客さまに言って頂けるようになりたいという目標があった。

開店して17年になろうとしているが、現在もたくさんのお客さまにご愛顧頂いている。本当にありがたい。

「今日は柏屋カフェでいいか」と、そんな感じで使われる店でありたいと現在は思う。

歩いてきた道、その時々の地点で役割が変わって行く。お店も人も同じだな。